ポケベルやパソコン時代
今から約15年前、時代は昭和から平成に変わりました。昭和までは黒電話が一家に一台ありましたがこのころから黒電話時代が終焉を迎えポケベル・パソコンの時代が始まります。またこのころはメールと言うものも存在していません。結果として「メル友」という言葉自体も存在していません。
ポケベルが誕生したのは90年代のことですが、技術などはもっと前から活用されていました。このころ、ポケベルは女子高生の必須アイテムで今でいう「携帯電話」のようなものです。ポケベルでは、見知らぬ人同士でメッセージを交換できたりしながらどんどん関係が親密化し実際に出会うこともすくなくありませんでした。
また、この時代パソコンも一家に一台備えていた時代でした。今の様な薄型PCではなくゴツゴツとしたPCでしたが、これらにはメール機能が搭載されていました。このメール機能を活用し知らない人とやり取りして実際に会う、今でいえば「メル友」を活用していた時代です。この時代「オフ会」というものが流行り一時は社会現象になったほどです。
ポケベルやパソコンで友達を集める!?
ポケベルやパソコンを活用し、友達をどんどん集めていた時代でした。今のように、共通の趣味を持っている人同士でやり取りするなど何か「特別な情報」を持たずして関係作りをしていた時代です。今でいう「メル友」を募集したり、ポケベル同士の仲間を募集したり。その反面で事件も多く発生しました。
携帯電話が出来るまで、メル友という存在に重きを置く人は少なくポケベル仲間を集める人が続出していました。そういった一度も会ったことがない人同士がベルともだとどうしても仕事中や学校でしてほしくないときに「メッセージが届く」なんていうことはよくありました。仕事場の会議中にポケベルが鳴り、それが理由で会社をクビにされた人もいるようです。そういったデメリットを解決できなかった、さらに様々な問題に対して対応が遅かったことからポケベルはどんどん追い込まれていくのです。
話をポケベル仲間に戻しましょう。なぜ今メル友がどんどん集まるのか、それは同じ境遇の悩みや苦しみを持っている人が多いからです。ポケベル仲間もそうした人達が集まりましたが、今とは違い情報が少なかったため集めることに苦労したようです。その為、サイトを活用して連絡を取ってもらったりといった方法をとっていたようです。
今のメル友と違う90年代のメル友
今のメル友は、何かの情報を持っていたり特別な要素があったりと仲良くなる理由が少なからずあります。しかし、この時代のメル友は「暇人」ばかりが集まり意味あるメル友関係を築く人はほとんどいませんでした。今のように相談事や悩み事を打ち明ける存在ではなく、暇なときに相手してくれる程度の存在としか思っていませんでした。
今の時代はサイトに登録して利用者とやり取りする形ですがこの時代、メル友を集めようと思えばサイトを運営しそのサイトに「自分はメル友を募集している」という意思表示をしないと集まりませんでした。そういった手間もあって中々「メール友達」という存在が確立されませんでした。メル友よりもポケベルの友達(通称:ベルとも)という存在が大きかったのも確立されなかった要員の一つです。
今メル友という関係を見つけようと思えば、サイトを通じて関係を求めることが出来ますがこの時代はそういったものはありません。サイトと言っても掲示板のようなサイトであったり、そういったオフ会に入って見つけたりといった具合です。幅も狭くインターネットが普及したことで徐々に広まったようですが、それでも今と比べたら幅の狭さは歴然です。
ポケベルの終焉
ポケベル友達がどんどん増殖していく一方で何かと事件性の話題になることも多くなりました。また社会現象となり学校や会社などでポケベル依存症が増殖しはじめ、いつしか社会はポケベルを廃止する運動まではじめていました。ポケベルというもの自体の利便性を認める一方で、問題を解決出来ないことに利用者は苛立ちを感じ始めたと言います。
ポケベル自体に問題はありませんでしたが、流行った年層然り公衆電話が増殖したことも伴いそういった社会現象にまで繋がったと言われています。このときポケベルの存在に変わって誕生したのが携帯電話であり、ベルともからメル友へと世間が目を向けたのもこの時期です。